この度、浄土真宗の宗祖親鸞聖人　御誕生八五〇年・立教開宗八〇〇年、並びに光栄寺第二十三世住職継職法要を執り行うこととなりました。

　思えば、私たちがお念仏のみ教えに出あうことができたのは、八五〇年前に親鸞聖人が御誕生され、およそ八〇〇年前に浄土真宗のみ教えを明らかにしてくださったからに他なりません。

　そして、幾多の大変な苦難の時代を、光栄寺の門信徒、歴代住職がしっかりと手を携えて、浄土真宗の法灯が、今ここにまで届いていることにあらためて驚きと深い感動を覚えます。

　この度も門信徒の皆様の尊い御懇志によって、御内陣の親鸞聖人、蓮如上人の御絵像を新調し、本堂の廻戸も新しくすることができました。

　そして何より御本尊、阿弥陀如来様の金箔塗り替えができましたこと、誠に有り難く、門信徒の皆様には心よりお礼申し上げます。 この輝く阿弥陀様のもと、二十三世住職として、この八〇〇年続いてきたみ教えを次世代に繋げていくべく精進してまいります。門信徒の皆様と、阿弥陀様、親鸞聖人に感謝し、お念仏申しながら、このみ教えを生涯聞き、慶びを分かち合わせていただけたら、これ以上のしあわせはありません。

　どうか今後ともよろしくお願い申し上げます。