【浄土真宗本願寺派西本願寺YouTubeより】 | |
座って行う焼香 |
立って行う焼香 |
【合掌礼拝の作法】
①念珠の掛け方
合掌した両手にかけます。房が真下に垂れるように親指と他の4本の指の間にかけて親指で軽く押さえます。 両手はピッタリと合わせて、指と指の間は離さないようにします。
②礼拝の仕方
ご本尊に向かって、合掌した手を胸の前に持ってきます。 静かにお念仏(南無阿弥陀仏)をとなえてから、 ゆっくりと上体を45度くらい前に倒します。 傾けた姿勢を数秒保ち、そして、静かに上体を元に戻します。
③念珠の持ち方
合掌しないときは、左手に持ちます。正式には親指以外の4本の指に通して 、軽く握ります。
【浄土真宗の正しい焼香】
(座って行う焼香)
①一礼
焼香盆を自分の前に置き、一礼します。これは仏さまに対する礼で、香にするものではありません。合掌礼拝する必要はありません。
②香をくべる
右手で香をつまんで、香炉の火にくべます。回数は一回だけ。他の宗派などでは、額に近づけるような、「いただく」という作法がありますが、浄土真宗では行いません。
③合掌礼拝
合掌礼拝をします。
④一礼
最後にもう一度一礼をします。焼香盆を出席者に順次廻していくので、通称「廻し焼香」と言います。
(立って行う焼香)
①一礼
焼香をする机の1~2歩手前に立ち一礼をする。これは仏さまに対する礼で、香にするものではありません。合掌礼拝をする必要はありません。
②香をくべる
その後、1~2歩前に進み、右手で香をつまんで、香炉の火にくべます。回数は一回だけ。他の宗派などでは、額に近づけるような、「いただく」という作法がありますが、浄土真宗では行いません。
③合掌礼拝
合掌礼拝をします。
④一礼
最後に1~2歩下がって、もう一度一礼をします。
◆線香はたてるのか、寝かせるのか?◆
線香はもともと、焼香に使う抹香の香りを長持ちさせるために考案されたものです。 昔は、香炉の灰の上に、線上にくぼみを作り、その中に抹香を詰めて、端に火を付けて香りをもたせていたそうです。しかし、その作業が面倒なため。後に、その抹香を練って固形にした線香が作られたのです。その名残りもあって、浄土真宗では線香を香炉の灰の上に、横に寝させて置くのです。
線香はもともと、焼香に使う抹香の香りを長持ちさせるために考案されたものです。 昔は、香炉の灰の上に、線上にくぼみを作り、その中に抹香を詰めて、端に火を付けて香りをもたせていたそうです。しかし、その作業が面倒なため。後に、その抹香を練って固形にした線香が作られたのです。その名残りもあって、浄土真宗では線香を香炉の灰の上に、横に寝させて置くのです。
■出典:中国新聞社 浄土真宗本願寺派(お西)
「仏事作法 なんでも大辞典」より