法  話
仏事作法

お通夜、葬儀の列席の注意事項

①お通夜の列席の注意事項
<服装>
(1)近親者の場合 喪服で列席します。略例服も可。
    
(2)一般会葬者の場合 喪服でなくても、略装や平服でも構いません。
<用意するもの>
  • 香典
  • 念珠
  • 式章(持っていれば持参し着用しましょう)
  • 聖典(お経の本)
聖典はお寺さんが持参されることがありますが、当然、遺族の使用が優先されますので、持っていれば持参し、唱和しましょう。
<到着時間>
通常、お通夜開始時間の20~30分前に到着するように出かけます。儀式の妨げになることもあるので、遅刻は絶対に避けたいものです。
<会場に到着したら>
お通夜の会場に到着したら、受付がある場合は、香典を受付に差し出し、名簿があれば記帳します。 その後、荘厳壇(ご本尊のお飾り)の前に進むことができれば、ご本尊の前で、合掌・念仏・礼拝します。受付がない場合は、香典を荘厳壇にお供えします。 次いで遺族がおられて挨拶ができれば、お悔みの言葉を述べます。遺族に配慮して多くの会話はつつしみます。
<お通夜が始まったら>
儀式が始まったら私語は絶対に慎み、心静かにお経に遇(あ)います。お経は「正信偈」か「仏説阿弥陀経」が多いので、できれば唱和しましょう。読経中に焼香をしますので、浄土真宗の焼香の仕方をマスターしておきましょう。
<儀式が終わったら>
式が終わったら、一般列席者は、遺族に対面できる場合は、一言お悔みを言って、早々に帰ります。
<「通夜ぶるまい」について>
「通夜ぶるまい」がされることがあります。遺族が列席者のために簡単な食事の席を設けることです。本来は精進料理です。出席を促がされたら、少しでも口につけましょう。故人とともにする最後の食事と言う意味です。 お酒を出されることが多いのですが、酔って騒いだりしないように酒量は控えめにしましょう。状況にもよりますが、30分~1時間で切り上げて失礼します。帰りには、遺族にお悔やみと振る舞いのお礼を述べます。
②葬儀の列席の注意事項
<服装>
(1)近親者の場合 喪服で列席します。略例服も可。
    
(2)一般会葬者の場合 略例服が無難
<用意するもの>
  • 香典
  • 念珠
  • 式章(持っていれば持参し着用しましょう)
  • 聖典(お経の本)
<到着時間>
通常、お通夜開始時間の20~30分前に到着するように出かけます。儀式の妨げになることもあるので、遅刻は絶対に避けたいものです。
<会場に到着したら>
葬儀の会場に到着したら、多くの場合、受付があるので、お悔みを言って、香典を受付に差し出し、名簿があれば記帳します。 その後、会場に入って、ご本尊の前で、合掌・念仏・礼拝します。特に遺族に挨拶をする必要はありません。 その後、所定の席に着き、静かに開式を待ちます。
<葬儀が始まったら>
導師、およびその他のお寺さんが入場して、儀式が始まったら私語は絶対に慎み、心静かにお経に遇(あ)います。読経中に焼香をしますので、浄土真宗の焼香の仕方をマスターしておきましょう。
<儀式が終わったら>
火葬場までついて行く場合、用意されたタクシーやマイクロバスなどに分乗し、火葬場に向かいます。 葬儀会場でお別れする場合、遺族のお別れが済んで、出棺となるまで、静かに待ちます。霊きゅう車と車列が出発するとき、合掌・念仏・礼拝して送ります。